BLOG ヨガナンヨ

2021-02-19 23:06:22
今年の冬も、何度か積雪のあった愛媛県南予地方です。

私は冬になると必ずスタッドレスタイヤにするのですが、それでも雪道の運転は怖いですし、
それから、滑って怪我をするのも、あってはならないことですから、靴選びにはとても気をつけています。
ソールの種類で本当に違います!
パンプスは話になりませんスケート状態(笑)スニーカー類も滑ります。。。
雪専用ソールがなければ、1番マシなのは長靴かな…
とにかくソールの溝大切です!

話がそれましたが…

今年の大雪の日も、各日レッスンが入っていたのですが、積雪、道路状況踏まえて、全て休講にさせて頂きました。

せっかく予約をしていただいて、そのつもりでスケジュールを組んで下さっているのに、天候でお休みにして良いのかと思うし、他の職業の皆さんや学生が休むことなく出勤、通学しているのに、甘いのかなぁと思ったりもしていました。

その事について考えを巡らせていると、ひとつ思うことがありました。

まず、ヨガのレッスンは不要不急か。
私は不要不急で無いと思いました。

もし私がレッスンに向かう途中に、スリップして道路を塞いでしまったり、他の車にご迷惑をかけてしまったら、、、
本当に今働かなければいけない方々、例えば救急車の出動の邪魔をしてしまうかもしれないし、必要なものを運んでいる物流も止めてしまうかもしれません。
絶対に今動かないといけない、エッセンシャルワーカーの方々を始め、大雪も関係なく働いていらっしゃる方々の邪魔をしないよう、
少しでもそのリスクを減らしたいと思って、
やはり不要不急の行動は控えたいと思いました。

そのため、お客さんにはご迷惑をおかけすることもありますが、何卒ご理解いただければと思います。

ヨガには、アパリグラハ(不貪)、サントーシャ(知足)というものがあります。
ヨガの八支則の中のヤマ、ニヤマという道徳的戒律の中のふたつです。

ヨガのレッスンを大雪の中遂行することに執着するのは、アパリグラハに反するのでは無いか。
それよりも、目の前の状況を受け入れ認める。サントーシャの行動をとりたいと、思いました。
「執着を手放すこと」「見極めること」は難しいですが、これからも心がけていきたいと思います。

そしてどんな状況でも最新の注意で働かれているエッセンシャルワーカーの方々へ、日々感謝の気持ちを忘れないでいたいと思いました。
2021-02-09 23:03:02
先生はどんなヨガの種類を教えているのですか?と聞かれることがたまにあります。
または、皆さんも、自分にはどんなヨガが合うのだろう?と考えたこと、あるかもしれません。

ヨガの種類をお話しする前に、まず古典ヨガの流派の話にさかのぼらせてください。
古典ヨガの流派はいくつかありますが、例えば「カルマヨガ」。
自分の役割を見定め、目の前のことを一生懸命行い、結果に執着しない生き方を実践する。とあります。
アサナを取るヨガではありませんね。

他には、「ジュニャーナヨガ」。知識のヨガとも言われ、哲学的にアプローチしていき、こちらもアサナは行わないヨガです。

ここまでで、実は「ヨガ」というのは、もともとアサナを取ることだけではない、ということが伝わりましたでしょうか。

そして古典ヨガの流派の中で1番耳にしたことがあるでしょう「ハタヨガ」です。
これこそ、坐法から生まれてアサナをとっていくスタイルのヨガですね。
現代行われているヨガのほとんどがハタヨガに入るでしょう。

ハタヨガから、と言うより、ハタヨガの中で、様々なヨガの種類が派生しました。アイアンガーヨガ、アシュタンガヨガ、シヴァナンダヨガ…などなど、各流派の創始者によって、確立されてきました。

また、身近なヨガスタジオではさらに、陰ヨガ、パワーヨガ、ヴィンヤサフロー、リラックスヨガ、腰痛防止ヨガ、キッズヨガ、マタニティヨガなどなど、目的別、強度別、ライフステージ別に細分化され、ここでは書き切れないほどのヨガの種類を目にしますよね。
種類がありすぎて、戸惑ったり混乱することもあるかも知れません。
そして今でも、どんどんニュースタイルのヨガが発生し、流行しています。


では、ヨガを始めるにあたって、どんな種類のヨガを選んだら良いのでしょう。

私は、種類よりもまずは、ビギナー向けか、経験者向けか。を重要視すると良いと思います。
やはり、ビギナー向けと経験者向けのレッスンではインストラクションの細かさに違いがあると思います。
それから目的、強度、ライフステージに合わせて選ぶといいです。
そのクラスの先生にどのような内容か聞いたり、ひとつづつ試しに受けてみるのも良いと思います。
そうしているうちに、自分に合ったヨガの種類が分かってきます。

でもやっぱり、
これだけヨガの種類が細分化された現在、ヨガの種類を選ぶことにとらわれるよりも、どのようにヨガと向き合い、練習を積んでいくかが大切だと思います。
私も、一つ一つのレッスンを全力でやっていきたいと思いますので、ぜひ一度レッスンにご参加くださいね♪

ということで、冒頭の、先生が教えてるヨガはなんですか?と聞かれた時は、「ハタヨガ」です!と言っています。
伝えるのって難しい!




2020-11-05 22:05:06
ヨガとストレッチやエクササイズの違いって、分かりますか??

多くの方が、「ヨガは柔軟体操」と思っていて、私は身体が堅いのでヨガできるか不安です…と参加される方も多いです。

もちろん柔軟性も必要ですが、どちらかというと、バランスの取れた身体と言った方が適しているかなと思います。

正しい方法でヨガの練習を続けていれば、
グニャグニャの部分はしっかりと強くなるし、硬すぎてこわばっている部分はしなやかでスムーズに動かせるようになります。
勿論、頑張りすぎている心は落ち着くし、怠惰になりすぎた心は少しエンジンがかかります(^^)

ストレッチやエクササイズとの違いですが、

まずは、呼吸です。
ポーズと同じくらい、呼吸に重きを置いています。アーサナ中は、ウジャイ呼吸という力強い呼吸で集中力を高めていきます。

それから先ほども言った、バランスです。
「緩めて強化する」「高めて落ち着かせる」「エネルギーの滞りを解消して全身に行き渡らせる」これがヨガのシークエンスに組み込まれているので、全体的にバランスの取れた身体や心になっていきます。

そして、反動をつけないことも大切です。
例えば体育の時間にやったことのある屈伸運動。イチニイサンシ、と反動をつけた覚えはありませんか?
ヨガでは、反動はつけずに、呼吸と共にゆっくりと深めていきます。
特に吐く息は最後までしっかり吐く意識を持ちましょう。

最後は哲学的な背景も含め、ストレッチやエクササイズとは似て非なるもの、と締め括りますね。

2020-10-16 15:57:24
ヨガの教典ヨーガ・スートラに、「アーサナは、快適で安定したものでなければならない」とあります。

ここで言うアーサナとは座法のことですが、快適で安定して座るためには、身体の強張りや苦痛を取り除く必要があります。そこでいろいろなポーズを予備的に練習しはじめたのが、今のアーサナをとること、ハタヨガがあみだされたようです。

私もですが、つい、ポーズの完成形を意識する余り、無理に倒しすぎたり、呼吸が乱れるまで頑張りすぎてしまうことがありませんか?

今の自分の身体には何が必要で、どこまでやるべきか、一つ一つ内観しながらポーズをとることはとても大切です。
ポーズ中に、楽をするのと、快適でいられるのは同じようで全然違います。


また、「私は硬いから恥ずかしい」と思ったり「1人だけ出来ないから諦めちゃおう」と思ったことはありませんか?
ヨガは、周りの人と比べる必要は全くありません。
ポーズの綺麗な形を求めるのではなく、今あるべき自分自身の姿を探しながら練習を積み重ねれば、
いつの間にか、いろいろなアーサナが取れるようになってきます。
焦らずゆっくりと、行っていきましょう(^^)

ちなみに、ヨガスタジオに鏡がないことが多いのは、見た目のポーズに捉われすぎない為です。


2020-09-23 22:46:39
アーサナってよく出てきますがサンスクリット語でポーズのことです。
みなさんがレッスンで練習しているポーズのことです。

では、ヨガはアーサナってこと?
それはちょっと違います。

本来のヨガはポーズを取ることではありません。
厳密に言うと、本来のヨガの意味、はポーズをとること「だけ」ではありません。

ヨガの八支則と言うのがありますが、(これはまたいつか)アーサナはその8つのうちのひとつです。

ヨガの八支則の最終目標へ到達する段階で、集中して座っていられるために(瞑想)身体を整える必要があるため、アーサナの練習をします。

アーサナの部分が、エクササイズとして世界に大きく広まり、今私たちもそのアーサナ部分のヨガに親しみをもち練習していますね。

しかし、ヨガのレッスンを受けたあとに、エクササイズ以上のもの、特に心や身体の内側に変化を感じた事はありませんか?

きっとそれは、「本来のヨガはアーサナだけではない」の部分に、レッスンを通して少し触れたのだと思います。

長くなりましたが、奥深いヨガの歴史は、私もまだまだ勉強中です。
アーサナについて、また色々お話ししたいと思います。
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